RAKUTEN

2013年7月30日火曜日

その28 高額療養費の裏ワザ~GISTと賢く戦う~

すみません

嫁の入院やら業務多忙やらで更新が滞りました。
入院についてのレポートなどは追ってUPします。



少し前にざっくりと高額療養制度についてお話をしました。

今回は、高額療養のちょっとした裏技、しかも合法(当たり前ですが)をいくつか。
長期間にわたる治療費を少しでも軽減して、賢く病気と付き合いましょう。

それでは行きます。


1.大原則~病院にかかるタイミングが重要

高額療養制度のポイントとして、計算期間が1日から月末までの歴日数で医療費集計されるため、できるだけ同じ月内に診療が集中するようにするのです。

例えば、以下のような受診パターンで、負担額が大きく変わってきます。

■7月26日から8月5日まで10日間入院した場合

7月26日から7月31日までの入院費、手術費用:7万円
8月1日から8月5日までの入院費、手術費用:6万円
 合計=13万円(すべて健康保険自己負担額とする)

 合計は13万円だが、各月で見ると7万円、6万円と80,100円を超過しないため、高額療養の対象になりません。

■8月1日から8月10日まで10日間入院した場合

医療費自己負担分が13万円だったとします。
この場合は13万円が80,100円を超過しているので、高額療養が出ます。
(厳密には80,100円+総医療費の1%を控除した部分が戻ってきます)

というように、同じ負担額でも診療時期により対象になったり、ならなかったりします。

治療に緊急性がなく、入院日程を選べそうな状態にあればぜひ「月初」から入院することをお勧めします。


2.薬の処方はできるだけまとめて

理屈は1と同じです。
がんの場合、抗がん剤等の費用がすごいことになります。
そこで、薬の処方を2カ月ないし3か月分でお願いする。

月10万円の薬代だったものが、2か月分で20万円になれば
前者は各月2万円弱の計4万円弱しか戻ってこないのに対し
後者だと12万円弱戻ってきます。

これもお医者さんと相談して進めてみてくださいね。
結構話聞いてくれます。


3.毎月診療、の場合でもちょっとした工夫を

早い段階で3か月高額療養該当させてしまう。
高額療養制度は過去1年間に3回高額療養に該当していれば、
4回目から80,100円の限度額基準が44,400円に下がるようになっています。
ですので、早めに高額療養に該当さてしまえば、戻ってくる金額が大きくなるのです。


4.事前に限度額認定申請を行いましょう

事前に限度額認定申請を行うことで、一旦生じる立替負担を減らします。
まずは自分の加入している健康保険を確認。
「健康保険組合」なら各自健保組合に確認してみてください。
「健康保険協会」なら各都道府県に支部があるので、そちらに手続きをするようになります。

「限度額認定申請書」なる被保険者証のような証書がもらえますので、これを会計時に窓口提示します。
すると、窓口で高額療養の計算をしてくれて、80100円+アルファを超えたら費用徴収がされなくなるのです。
これは便利!

昔は事前申請はなくって、全て事後申請だったので、患者が必ず多額の医療費を持ち出さねばなりませんでした。
便利な時代になりましたね。


ということで、ざっと、高額療養を賢くもらう方法について書いてみました!
ぜひ参考にしてください。




2013年7月17日水曜日

その27 グリベックが効かない!? 遺伝子解析~GIST セカンドオピニオン~

大阪府立成人病センター、高橋先生にセカンドオピニオン的に遺伝子解析をしていただきました。
今日は、解析に至った経緯と解析の結果、今後の展望を書いておきます。
少し長くなるかもしれません。

このブログには何度か書いていますが、複数の人間で話を聞くことは、自分の命を守る上で重要なポイントだと痛感しています。
ちょっと大げさで過保護なような気もしますが、嫁と一緒に大阪まで行ってきました。

1.GISTERSの情報

今回の経緯にちょっと触れると、GIST患者のための情報ページで嫁が情報集めをしています。
私もたまに見ています。
ここには掲示板などもあり、患者同士で情報のやり取りをしています。

実は今回の病気に関して、私も医療従事者の親友や製薬会社、保険会社、政治家や地方の有力者、友人などにいろいろと協力を頼んできたのですが、なかなか難しいところがあり、行き着いたのが患者同士のネットワークでした。
なんだかんだで、やはり病気のときは患者の経験談が強い。
しかもGISTは希少な病気で(10万人に1~2人程度の出現率とも言われています。つまり日本中の患者数が1000人とか2000人の世界です)、他のがんと一緒くたにできない事情があります。
中には医者並みの知識を持つ方などもおり、本当に馬鹿に出来ないネットワークだなぁ、と思いました。

そのGIST患者の掲示板内に嫁が書き込んだところ、多くの励ましの言葉や、治療に関する本当に有益な情報が得られました。
また、嫁のためにみんなで集まってくれたりと、同朋意識、同志意識が強いです。

実は私の知人友人に相談すると、大半は健康食品やサプリメントの話、短絡的に「がんと言ったらここ」「がんなら重粒子でしょ」みたいな話になってしまって、それ自体悪い事ではないのですが、みんなが言っている事が違うし、効果や治療法には個人差があるので、困ってしまいます。
最近はこういう話になると正直「またか」という感じでした。。。みなさん善意でやってくれているので申し訳ないのですが、すみません。

患者ネットワークの話に戻ります。
ネットワーク内の話の中で二人の医師に大変興味を持ちました。
それが、関東中央病院の小池先生と大阪府立成人病センターの高橋先生です。
前者は肝臓のラジオ派治療の名医、後者はGISTや肉腫などの研究、解析をしています。


2.受診

ということで、藁をもつかむ思いで、二人の医者にかかるため主治医の国立がんセンターから紹介状を書いてもらいました。
ちなみに、紹介状についても面白いこと、というか、疑問に思う事が多々あるのでまた書きます。

実際には関東中央に一回かかったのですが、「高橋先生の解析を待ってからの方が良い」という小池先生のアドバイスもあり、大阪成人病センターに行きました。

今回の検査の目玉は
1)PET-CT(2回目)

2)遺伝子解析(GIST組織から解析)
です。

今回、嫁がGISTになってよく分かった事なのですが、単純に「~がん」と言ってもその遺伝子のタイプで進行が早かったり、悪性度が高かったり、薬が効きやすかったり、放射線が効きやすかったりといろいろな特徴がある、ということ。
そのため、遺伝子解析をしっかりすると治療方針が決めやすいのです。
しかし、日本の医療では詳細の遺伝子解析は実施していない、もしくは保険適用外のことが多く、GISTの場合もどうやら遺伝子の中でもエクソン9ないし11に異常があるかどうかの検査のみが保険適用、いわゆるがんセンターでの”標準治療の一環”とのことでした。
ちなみに、「標準治療」これキーワードですよ。


ちなみに、PET-CTも保険適用外のことも多いです。その場合は10万円かかります。
保険適用の場合、3割負担なので約3万円です。
勉強不足で、保険適用要件はよくわかりません。


PET-CTとは、がん細胞の大好きなブドウ糖の入った放射性薬剤を注射し、CTをとるのですが、がん細胞がある箇所がブドウ糖を取り込んで活性化し、それが放射線で光って見えるので、体のどの部位にがんがあるのか、どの程度の大きさで、どれくらい活性化しているのかが簡単に分かります。


そして遺伝子解析です。
今回、東部病院で針生検(おなかに針をさして肝臓の細胞を取る)をしたのですが、すでに細胞の量が足りずに再度細胞を取ることになるかと思いきや、ナント!?13年前に胃を切ったときの横浜南部病院の細胞(切除しているので大量にあった)がまだ残っていたので、それを取り寄せて使う事に。。。

この手続きは嫁が自分でやったのですが、結構難航しました。
そもそも13年も保管義務が無いので、組織があること自体が奇跡でしたが、現場レベルではその組織や当時の病理組織診断結果を出す事に強い抵抗感があったようです。
まぁ、こちらも当時の治療にはかなり疑問がありますし、告知もまともにされてなかったのではないか、と疑っているので、それを感じ取ったのかもしれません。

が、何とかもらう事が出来ました。


この取り寄せた組織は数週間前に大阪に先に送って解析をお願いして置きました。

嫁は前日に検査を済ませ、私も大阪入りし翌朝の結果報告に備えます。。。


3.遺伝子解析の結果

ちょっと難しい話をします。
自分もよくわかっていないことが多いのですが、GISTではc-kit遺伝子の異常もしくは血小板由来増殖因子受容体(PDGFRA)遺伝子の異常が見られます。
c-kit異常の場合、遺伝子のエクソン9、11、13、17のいずれかに異常が見られ、このパターンが80~90%。
PDGFRA場合、エクソン12、14、18の異常が見られ、このパターンで10%程度だそうです。
c-kit異常とPDGFRAの異常が両方おこることはないらしい。

残り5%程度がそのどちらにも異常が無いタイプで、もともとの野生の人間遺伝子から異常(変化)がないことから「野生型(WILDタイプ)」と言われています。

実は、大阪府立成人病センターにかかったときにはc-kit異常がないことはわかっていました。
先生が機転を利かせてくれて、全結果がわかるより先に連絡をくれたものと思われます。
そこで、投薬でなく、腫瘍切除の物理的療法に切り替えた方がいいのでは?という提案がありました。しかも、切るならラジオの小池先生が良いのではないかと。
後日、連絡が来て、PDGFRAにも異常がなく、WILDタイプであることがわかりました。
薬も放射線も効きにくいんだそうです。

どうも研究の結果からも、嫁が患者会や掲示板を見ている限りでも、若年発症のケースはWILDタイプが多いという、統計データと感覚があります。
嫁も思えば25歳で胃GISTですから、そうかもしれませんね。
ただ、WILDは病気の進行が遅めである、という特徴や予後が良いという傾向もあるそうです。
嫁は薬が効かないことに対して大きな落胆をしていましたが、まだ次の手があるので、絶対にあきらめません。

ところで遺伝子解析ですが、ここまで調べると保険適用外で実費が8~10万円くらい?かかるそうです。
ところが、大阪府立成人病センターは研究のための基金からその費用負担をしていただける。
もちろん、検査結果は研究データとして提供することになるし、研究成果が出ることを期待しています。(ちなみに、GIST専門の研究というよりは肉腫の研究の模様だが)
数分間のヒアリングアンケート(酒は飲みますか?的な)と今回の費用や趣旨の説明を受けます。

4.今後の展望

グリベックやスーテントは基本的にc-kitやPDGFRAの異常に作用する薬であり、異常のないWILDタイプには効かない。
正確には効きにくいといった方が良いかもしれません。個体差もあるので、効く可能性もある。多くの先生もその可能性があるので、服用をするめることが多いようです。
そのため、残された効果的な治療方法は物理的に腫瘍を切除する、という方法です。
この点、2004年?からラジオ波治療が保険適用されるようになり、中でも関東中央病院の小池先生が肝臓ラジオ波の名医と伺い、高橋先生、国立がんセンターから紹介状を書いてもらうことになり、受診に至りました。

今後は、ラジオ波治療を受け、物理的に腫瘍を焼切ります。
ラジオ波とは、1.5ミリ程度の針のようなものを肝臓の局部に差し、先っちょの電極から電流を流し、100度の熱線で焼切るといったものです。
1回の施術で一般的に3センチ大、3か所程度まで焼切れるそうですが、腕のいい先生ならもっと大きく、そしてもっとたくさんできるそうです。
嫁の場合、最大7センチ弱、数にして5つ腫瘍があるので、1回の施術で終わらないかもしれません。
入院期間は5日から10日程度、あとは出たとこ勝負です。

予後に関しても腫瘍が再発すればその都度ラジオで焼く、というのが主流の治療法になりそうな予感です。


費用は保険適用で4万円程度、副作用も大きくないし、開腹もいらないので一般的に体にやさしい治療である、と言われています。
ラジオ波の結果などはまた追って報告するようにします。




2013年7月10日水曜日

その26 日本人らしい食事~GIST(が)と食事の関係~

1.がんは生活習慣病?

よく「がんは生活習慣病」だといわれる。


自分自身、今まで深く考えた事がなかったのだが、生活習慣とは
「食事、睡眠、運動、仕事、その他の生活環境」
であり、それに起因した病気が「生活習慣病」なのだが、どうもしっくりこない。
実感がわかないというかなんとなしに興味がないのだ。

要は「日ごろの不摂生に応じて病になる」ということ。
その大きな要素のひとつとして「食事」の存在が大きいということ。
食生活が悪ければ、健康にも悪影響があると。

そこで、食事と健康の因果関係を自分なりに考えてみようと、気になっていろいろと調べてみた。
まずは下記の厚生労働省の統計資料。
少し古いですが。

図6 主な死因別にみた死亡率の年次推移

戦後すぐは衛生状態も悪かった事も有るが、
1)心疾患(以後、急激に減少し、最近増加傾向)
2)肺炎(衛生状態改善に伴い減少)
3)脳血管疾患(この死者数は今もほぼ、変わっていないといえる)
となっている。

そして現在は
1)悪性新生物(つまり、がん)
2)心疾患
3)脳血管疾患
であり、がんが文句なしのトップ。
その割合は死亡者の3分の1にもなる。
No3の脳血管疾患は日本人の死亡原因としては終戦直後からずっと変わっていないことになる。
今回は心疾患には触れない事として(笑)
がんについて考えてみたい。


とにかく、現代日本ではがんで死んでいる人が多いのだが、その内訳を見てみると、がんの部位別割合はおおむね。。。
1)肺がん
2)胃がん
3)肝臓がん/大腸がん(結腸と直腸を分けない場合)
(男女差はある)
となっています。

やはり、消化器系は食生活に直結する臓器で、なんらかの食生活が発症原因となっていると思われます。
「生活習慣の欧米化」はがんに影響がありそうだ、と直感的、本能的に思うのです。


2.古来より日本人の食生活は玄米菜食主義!?

歴史的に日本人の食生活は、宮澤賢治が”雨ニモ負ケズ・・・”でもあるように
「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲ食ベ」
と言っています。

「玄米四合」ってかなり多いと思うんだけど、時代劇やまんが日本昔話でも富士山のように高く盛り付けたご飯を食べているシーンがありますから、まんざらでもなかったのかもしれませんね。

いろいろ調べてわかるのは、昔ながらの日本人の食生活の基本は
「穀物+大豆+野菜(+魚介類)」
で、消化管が長くなって胴長短足になるなどの欠点もありましたが、日ごろから食物繊維たくさん、カロリー控えめの食事をしているわけで、そりゃ健康的なわけです。

そんなことを過去2000年?にわたって続けてきた歴史があります。


この食生活が変わるのは、一つは明治維新によって西洋文化が導入されたことだと思いますが、本格的な食生活の変化は、高度経済成長期からの、過去数十年という短期間で日本人の食生活は一変してしまったようです。
そのため、がん患者が増加し、多くの人々が苦しむ事になったと思っています。


では

「食生活の欧米化」とは何を言うのでしょうか?


やはり、四足歩行動物を中心とした、動物性食品の増加と穀類、野菜(特に根菜)摂取の減少ではないでしょうか。
お医者さんの中には牛乳摂取に警鐘を鳴らし、魚介類からカルシウムとたんぱく質を摂取するべき、と主張する方も多くいます。
もちろん、豆腐などの豆もたんぱく源としては貴重です。


3.畜産って残酷!?

それともう一つ気になることが。
私は地球環境保護とかにほとんど興味がなく、お恥ずかしながらそういったことをあまり気にしていない部類の人間です。

が、環境や動物愛護とは言いませんが、自然界の動植物の摂取だけでなく、わざわざ屠って食するために家畜を飼育するというのは自然の摂理としても、感情論としてもどうもおかしいな、と思うようになってきました。
本質的に「捕鯨禁止を訴える人々」だって畜産をしていたりするわけで、天然ものと畜産で区別があるわけでなく、同じ命である事には変わりないわけです。
そういった過激な保護活動ってナンセンスですし、多くの人がそう思っているはずです。


4.怪しい食材!?

それと、食品添加物や遺伝子組み換え、農薬や中国産などの危険?な食品についても注意を払うようになりました。
少し高くてもできるだけ自然なものを、という形です。
大変な事ですが、ここ数ヶ月で急激に意識し始めました。
正直、有機食材のお店などは
「一体誰が買うんだろう!?」
「経営上お店が成り立つのかな!?」
などと思っていたくらいですから、大きな変化です。


5.今できる事を

そんなところからも、我家ではできるだけ以下のような方針を採るようにしています。
1)国産の食材を中心にする
 安心安全な国内食材を中心にすることで、国内産業の保護にも役立つかなぁ、と思ったり。
 地産地消ですね。
 それがカラダにも合うと信じて。
2)玄米菜食、海草、魚介類中心
 できるだけ四足の動物は食べない。
 残酷でもありますしね。
3)食品添加物を避け、出来るだけ有機栽培、天然ものを
 子供にも炭酸飲料を避けたり、砂糖は甜菜糖や黒糖、塩は天然の無精製のものを
 調味料も無添加、有機栽培などを多用

とはいえ、完全に菜食主義化しているわけではないのですが、以前に比べ、動物性たんぱく質を避けるようになっています。
これも年のせいかもしれませんが(笑)

嫁もマクロビオテックもどきや野菜ジュース(にんじん、りんご、小松菜、トマト、レモン中心)、玄米菜食海草食を相当意識しているようで、私もお付き合いする事が多くなりました。
また、大好きなインド料理を食べるときも野菜や豆中心の料理がお気に入りになりました。
インド料理って野菜をおいしく食べる工夫がたくさん盛り込まれています。
宗教上肉食をしない方が多いという事もありますが、インド人って豆のカレーを勧める人が多いのですが、今ではよくその理由が分かります。
要は野菜や豆は「おいしい」のです。

あとは、少し高価ですがOISIXの定期便に申し込んで、月1~2回程度頼んでいます。
蜜トマトなど、最高においしいです。
ぜひ、お試しあれ!


有機野菜

2013年7月6日土曜日

おっさんのC級ランチ 改めディナー 3 南インド料理マドラスミールス@新丸子

木曜日は大阪行きに備えて、埼玉の実家に子供たちを預けました。

夫婦水入らず!?になったのは久しぶりなので

夫婦で食べたいものをチョイスすることにしました。

しかし、遠出も面倒、ということで新丸子のマドラスミールスに決定!

まぁ、子連れでも何度かいってますが。。。

ここは場所もよくないし、決してきれいな店ではないですが

珍しい南インド料理の専門店

東京にはダルマサーガラやダバインディアなど

南インド料理の名店がありますが

お値段がそれなりなのと、やはり横浜からのアクセスがなかなか面倒ということもあり

夫婦ですっかりお気に入りの店です。

何気に夜いくのははじめてなので満席だったらどうしようかと思いましたが

さすがにガラガラでした(笑)



嫁は好物のドーサの中から

マサラドーサにミントソースを添えたものにしました

わたしは、ベジタリアンのミールス

(ごはんやカレー、付け合わせの盛り合わせたワンプレートミール)

それにカリフラワーヴァルヴァル(カリフラワーのスバイシーな天ぷら)

写真はベジタリアンミールス


2013年7月4日木曜日

その25 高額療養制度を賢く使ってGISTと戦う


たまには本業っぽい話をしないといけないと思いつつ

触れずにきてしまいました。


私は社会保険労務士を生業としております。

大卒の22歳から今日まで社労士一本です。

勤務で4年、独立して13年目になります。

最近、昔勉強した知識が陳腐化してきているんですが

いまだに過去の遺産(知識)で食いつないでいる感じです(汗


というわけで!?GISTやがん治療等に関係する分野について書いてみようかと。


今回は健康保険制度の一つである

『高額療養費制度』

についてお話します。


高額療養とは、

健康保険の自己負担分に限り、国が上限を設けてくれて、

それを超えた分を還付(事前にそれ以上請求されないようにすることも可能)してくれる

ありがたい制度です


仕事柄、よく申請手続きはしているのですが、自分が受給する立場になるのは初めてなので、いろいろと勉強になります。



■注意点や条件ですが以下の通りです。

ちなみに、すっきりさせるため

①月収53万以上の方

②低所得者(住民税非課税世帯)

のことは考えないようにします(別の決まりがあります)。


1)健康保険対象の自己負担金額(いわゆる3割負担部分)のみ給付対象

2)差額ベッド代や消費税のかかるような出費(消耗品や病院共済会費など)、保険外給付、食事代などは給付対象外

3)月(1日から月末まで)の1)の自己負担額が80,100円以上

4)以下①+②の金額を超えた部分が還付されます
 ①80,100円

 ②実医療費(10割計算分)の1%


■申請手続き(事後)

原則として、以下の書類を最寄りの健保協会、健康保険組合、自治体に提出してください。

1)健康保険高額療養費支給申請書

2)治療費の領収書の写し

申請は郵送でも構いません。

健康保険組合によっては特に手続きが必要ないところもあります。

ちなみに、実際に給付金の着金は診療から3~4か月程度先になるので、目先の現金は必要ですね。

ただし、そんな問題を解決するのが、近年創設された「健康保険限度額適用認定申請」になります。

要は、「病院の窓口で高額療養相当額に達したらそれ以上治療費を取るのをやめちゃおう」という制度で、目先の立替が必要なく、金銭的に楽になるだろうというものです。


■申請手続き(事前)

この手続きは基本的に事前に健保協会等に手続きします。

すると健保協会から「限度額適用認定証」という保険証(厳密には被保険者証)のようなものが発行されるので、それを治療費の清算と一緒に病院に提示すればOKです。

高額療養の上限額に達すると基本的に治療費が取られません。



ただ、国民皆保険制度のないアメリカや他国の医療事情に比べたら、本当に恵まれているなぁと思います。

しかし、国家予算の三割が社会保障費(年金、医療、介護)ってのも国民一人一人が真摯に受け止めないといけませんね。


とはいえ、社会保障サービスを利用する者にとっても、毎月約8万円の治療費負担ってかなりレベルが高いよなぁ。。。

もちろん、医療費を安く抑える裏ワザみたいなものもある。

しかし、実際には給付されない部分がたくさんあるし。。。

その辺のことはまた機会があれば書きます。



うちはまだ保険の決着がついていませんが、もし給付されたら本当に助かる。。。

せめて経済的なところだけは安心して治療させてあげたいものですね。


↓保険見積もりはこちら
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おっさんのC級ランチ 2 和茶房 亀田

オフィスのそばにある

「和茶房亀田」

佐島の朝採り地魚が美味しい店です

近所なので時折利用させていただいています


店内は広くはありません

カウンターありの20席くらいでしょうか。

厨房内にはかなり厳しく従業員さんに指示を出すご主人と、若くてイケメンの板さんがいます。


サービスは奥様と思しき女性と他に2~3人

昼時は主にサラリーマン世代と時折OLらしき人で埋め尽くされます。


料理ですが、基本的に何を食べても外しません。

新鮮でおいしい。

まぐろの漬け丼や魚の天丼など。

しかし私が毎回注文するのは、2品の日替わり刺身が選べるランチ!

これがオススメ。

毎回、5種類前後のお刺身から好きなものが2品選べます。

サバやアジ、イワシ、まぐろ、カンパチ、イカなどが多いですかね。


今日は「うるめいわしと生さば」

ヒカリものずきとしては嬉しい限り。

迷いなく、よどみなく注文します。


まずお盆に冷奴、漬物、サラダ、醤油皿、箸だけで提供されます。

後から、メインとごはん、大きなお味噌汁が来る形です。


ご飯はおかわり無料(1杯のみ)らしいですが、頼んだことはありません。。。

今日のはこんな感じ。










サバは臭みがなくて、食べやすかったです。

うるめいわしの刺身もなかなか珍しいと思います。

何気に乗っている海藻も新鮮でおいしいので、健康を考えてちゃんと食べます。


これで¥950也



今日もおいしくいただきました。


ごっさんです。


独断と偏見指数  80点


また来ます。

2013年7月3日水曜日

その24 医師との問診の解釈~GIST(がん)をめぐる医者との会話~

今回、セカンドオピニオンを求めて大阪まで行ってきます。

大阪成人病センターの先生にGISTの遺伝子解析をするためです。

今回、またPET‐CTをするそうで、もう2回目。。。1回3万円也。

翌日に診察があるので、夫婦で聞いてきます。

ちょっと大げさに感じるかもしれませんが、


13年前の話もそうですが、今までも何度か夫婦で話を聞いたのに、解釈が違うということがありました。

やはり、医師も人間ですし、聞く側も人間なので、ちょっとした言葉づかいで解釈が異なります。

例えば

私「こんなこと聞くのもなんですが、余命的なものはどうですか?」

医師「いやぁ、そういうものはないですよ」

という会話が実際にありました。


これって、どういう意味だと思います!?


夫婦でもあとで

「余命判断なんてできない」

「余命はまだまだ長いよ」

「そういう話はしない」

など、夫婦で聞いていても解釈が割れました。

その場は「なんとなく分かったつもり」感で終わるのですが、終わってから議論になるのです。



そういったことから、できるだけ

1)納得がいくまで細かく質問する

2)事前に質問は整理する

3)聞くだけでなく、根拠資料や数値を確認する

4)できれば文章にしてもらう

5)複数名で話を聞く

6)帰ってから気づいたことは後からでも遠慮なく質問する

ということが必要だと思います。


今回のセカンドオピニオンは

主治医の判断では「手術、切除はない」というものに真っ向から反して

「切除、ラジオ波治療の可能性」

を前向きに確認するためのものです。

グリベックだけの投薬治療から、外科的に腫瘍を取り除くわけです。

これは、嫁にとっては大きな前進で、リスク次第ではぜひ取り組みたい治療ということもあり、

慎重に話を聞きたいと思っています。


皆さんも、大きな病にかかった時は、

先ほどの6つのポイントを抑えるのは言うまでもなく

自分自身が専門家になるつもりで、病と向き合って、自分の診療方法は自分で決定すべきだと思います。


その23 田んぼと池でドジョウ&ザリガニ釣り


子供の保育園のお友達からお誘いがあり、

ザリガニを取りに行ってきました。


取りに行ったのは、


という、青葉区の田んぼや野山のある、プチ田舎のような場所


↓こんな感じ


「横浜にもこんなところがあるんだ」と感心しました。

ちょうど田植えのシーズンで、田植え体験会や野山でのネイチャーウォッチングなどを楽しむ人が大勢いました。

また、車が路駐できるので(農家の皆さんごめんなさい)

車で荷物や着替えを積んでいけるのもいいですね。

ただし、トイレがないので、女性は注意が必要です。



まずは用水路の石をどかして下にいるドジョウやザリガニを探します。

前日の雨で水が濁っているせいもあり、なかなか目的の獲物を捕捉できません。

なんとか一匹、ドジョウをゲットしました。

そのあと、田んぼに移って泥ごと田んぼさらいをして、ここでまたドジョウをゲット!

ヒキガエルも一匹捕まえて、次のポイントに移ることにしました。


続いては、都筑区にある「せせらぎ公園」です。

ここでは「はぜ」「沼エビ」「ザリガニ」などが取れるとのこと。

行ってみたら、なんというか大き目の普通の公園です。

裏出口のそばにはおしゃれなカフェがあって人でにぎわっています。

「ここでホントに取れるのか!?」と疑問になりましたが、さっそく捕獲へ。

公園に流れるせせらぎに近づくと。。。


いるわいるわ、ザリガニがうようよいます。

よーく見ると、小さな沼エビやメダカもいます。

ザリガニはよほど狙って捕まえていかないとゲットできませんが

はぜ、沼エビ、メダカなどは網ですくえばどんどん取れます。

で、結局子供より大人の方が本気になったりして。。。

収穫は
・アメリカザリガニ大×1
・ザリガニ×6(アメリカザリガニの幼生かもしれない)
・沼エビ×多数
・はぜ×多数
・メダカ×すべてリリース
・ミドリガメ×1

そして寺家でとった
・ドジョウ×2
・ヒキガエル×1
・たにし×2
・水草少々



しかし、帰りの車で沼エビ、はぜのほとんどが死んでしまいました。

弱いものですね。



さて、問題は今後の飼育。

ということで、下記の品を新調しました。

いかんせん、面倒くさがりなので、水替えなどの手間ができるだけ避けれらることがポイントです。


1)水作エイトS:いわゆる浄水機能付き空気ポンプ

ザリガニ6匹&ドジョウの水槽に利用。
なかなか水もきれいになっていい感じです。
モーターが別にあるので少し邪魔なのと、音がうるさい。
水の中に本品を沈めるんだけど、ホースのねじれなどで傾いたり、引っ張られたりする。




2)テトラ オートワンタッチフィルター:くみ上げ式の浄水フィルター
これも結構いい感じです。
アメリカザリガニの水槽で使っています。




3)テトラ レプミトン:カメのエサ

水がオレンジ色に汚れますが、バクバク食います




4)キョーリン ザリガニのエサ

にぼしとかより水が汚れない、と聞きましたが。。。うーん、微妙かな。
食べ残しが結構残って水が汚れます。
ただ、水に沈むタイプなので、ザリガニが食べやすい。




といった具合で、万全の態勢で飼育に入りました。

ちなみに、飼育に入って役ヶ月が経ちましたが、現状生存者は

1)アメリカザリガニ大×1(右手がとれた)

2)ザリガニ×4(2匹は共食い)

3)タニシ×2

4)ミドリガメ×1

となっています。


殉職者の詳細

1)はぜ:移動中に全滅、うち1匹は移動中にザリガニのエサ化。

2)沼エビ:2~3匹が移動に耐えたが、いつの間にか消滅。ザリガニのエサ化?

3)ドジョウ:かなり最近までいたはずだが、やはりこれもザリガニのエサ化?

4)ヒキガエル:夜暗くなってから子供がふたを開けた時に脱出したものと思われる。
翌朝、ミイラ化して発見される。

です。


今日から子供がおばあちゃん家に泊まるので、面倒はこちらで見ないといけません。


まぁ、そうじゃなくても面倒はこちらで見るんだけど(笑)


2013年7月1日月曜日

その22 リサイクル

くだらないネタですみません



うちのマンションのゴミ捨て場は24時間いつでも捨てられる優れもの

しかも、我が家は庭から出て(マンションだけど1階で庭と駐車場がついているタイプの部屋)

もっとも近い場所にゴミ捨て場があるので、とっても便利なのです。

ちなみにニオイはありません、四六時中エアコンが回っているし、においの除去装置も付いている。

日々、管理人の方たちが清掃をしているので、清潔なゴミ捨て場です。


で、今日もゴミ捨てにって見ると、入り繰り付近にとってもきれいなボールケースがぶら下がっています。

中を見るとミニバスサイズのバスケットボールが。。。

そして、ふと肩掛け部分を目にすると、「アルプスの少女ハイジ」のメモで


『だれか使いませんか』(笑)


いやー、リサイクル。

いいことだ。

ちなみに、うちのマンションは500世帯あるので

「いりませんか?」
「買います、売ります」

的な住民オークション見ないなものをやったらかなり助かる、と思う。

自治会でやろうかなー。